ポッポ焼き屋

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ボクたちを萌えブタにした罪深いアニメ

   

レイアース オタク 

「萌えブタになったキッカケのアニメ」

みなさんはなんでしたか?

私は「コレクターユイ」と「ヴァンドレット」でした。

先日、プロの漫画家さんとお話をした際、話題になったのが、

自分がオタク・萌えブタになったキッカケのアニメってなんでした?」というものでした。

人によって様々ですが、意外と共通点があり、面白い考察が出来そうなので、今回は

「オタク・萌えブタになるキッカケのアニメの共通点」と「そこから見える過去と現在のオタク文化」というテーマで記事を書きます。

 

オタクのキッカケはレイアースだった

先日、漫画家のつきねまこと先生と新潟で飲みました。

つきねまこと先生といえば、まんがタイムきららMAXで「ももうさロール」を掲載している新規気鋭の漫画家ですが、

会話の中で彼が「ボクがオタクになったキッカケはレイアースと鉄人28号FXだった」とおっしゃられていました。レイアースといえば、クランプ原作のロボット美少女アニメ。少女漫画に巨大ロボットを組み合わせた奇抜なアニメで大ヒットしました。

つきね先生も最初はロボットにつられ見て、そのなかの女の子に惹かれ、今ではラブライブにドハマリする萌えブタと化しました。

子供の頃、ロボットアニメだと思い見て、そこから美少女アニメにハマる。

このパターンは意外と珍しくないです。

例えば、知り合いの大学4年生の男子もオタクになったきっかけは「ガンダムSEED」と言っていました。

職場の同僚は勇者シリーズ、特にガオガイガーを見て、オタクになったと公言しています。

どれもキッカケはロボットアニメから入り、美少女アニメにシフトしたパターンです。

 

オタクという魔界への入り口

美少女アニメ・俗にいう萌えブタ専用アニメというのは一般人にとっては障壁が高いです。

いかにもオタクオタクしていて、気持ち悪い・・・これが一般人の感想ではないでしょうか。

そして、最初は誰でも一般人でした。それがどういうキッカケでオタクになったのか。

共通するのが、「一見すると一般人向け、だけど中身はオタク要素あり」というコンテンツです。

例を上げていきます。

  • 男の子向けロボットアニメ、だけど美少女が登場する
  • NHKで放送、でも魔法少女が登場
  • 学校の図書館に置かれている文庫本、だけど内容がオタク向け

などなど、あげればキリがありません。

ですが共通しているのが、「一般向けに見えて、さりげなくオタク要素が添えられている点」です。

オタク・美少女という直球ではなく、一般人の領域にやや踏み込んだコンテンツです。

何故このような回りくどい作品があるのか?

理由として、昔はオタク文化に市民権がなかったためでしょう。オタクはキモい、美少女に群がるなんて犯罪者予備軍だと言われていた時代がありました。堂々とオタクアニメだと言えない時代です。アニメグッズなんてアキバのアンダーグラウンドな場所で売られていました。

だから、一般人が気軽にオタク文化に触れる機会は少なかった。

そんななかで、子供や学生を対象にしたアニメにオタク要素を入れ、そこをキッカケに一部の一般人がオタク文化に触れ、興味を持つ。当時のオタクはこのようパターンで誕生したのです。

 

一般向けコンテンツに巧妙に隠されていたオタク要素、それはまるで「トロイの木馬」ようでした。

 

過去と現在のオタク文化の違い

現在、ライトなオタクというのも増えています。若者の文化のトレンドが新宿などからアキバに移り変わっているそうです。理由として、ニコニコ動画やyotubeなどネットの発達により、簡単にオタクコンテンツにアクセス出来るようになったからでしょう。

今は気軽にオタク文化に触れることが出来る時代です。

ですが、簡単にアクセスできる反面、弊害も発生しているのではないでしょうか。

現在、Blu-rayの購買層は30代〜50代くらいと言われています。コミケのサークル参加層も30代が一番多いそうです。若年層の購買や創作への貢献が少ないのです。

昔はアニメを見るにもテレビから、地方だとアニメ自体も限られ、アニメ情報もアニメ雑誌などでないと入手できませんでした。

簡単に手に入るものに人間は価値を感じません

なぜ、「限定版」とか「先着10名限定」という言葉に消費者が飛びつくのでしょうか。

それは希少性があるから。

数が少ないもの、入手困難のものに人は大きな興味を持つのです。

ネットの発達によりアニメがコモディティ(大衆)化しています。

コモディティ化されてコンテンツの価値が下がり、価格も下落していきます。

参考:Wikipedia:コモディティ化

 

昔のアニメは希少性がありました。今のアニメは大衆化され、価値が下落しています。

消費者の構造がこれだけ変わった現在、オタク業界の戦略も大きく変わる必要があります。

例えば、

・ 希少性を付加する戦略:円盤の限定販売・限定グッズ・会員のみの限定配信など

・ コモディティ化を利用した宣伝戦略

参考:原作販促アニメという存在が歴史を逆行させる

 

どちらにしろ、大きな転換期といえるでしょう。

オタクという未踏の魔界は既に一般人に制圧されてしまったのですから。

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